物流現場における人材確保の困難さが増す中、作業の効率化と省人化は重要な経営課題となっています。ピッキング作業を行う方が一日に歩く距離が20キロにも及ぶことも珍しくありません。
当社のモノづくりにおける視点は、
①誰でも短時間で習熟可能、
②誰もが安定した作業品質を確保できる、
③誰がやっても作業時間の短縮と負担の軽減ができる、
この3点に注力してまいりました。
作業者の負担を無くして、多様な人材が働きやすい環境を作り上げる、それを実現できる機器を提供することによってお客様の事業に直接的に貢献していく、この考え方が企業理念の根幹にございます。
DX化のメリットは膨大な情報量の中から必要な情報だけを、わかり易く・見やすく、提示できる点にあります。
一つの商品をピッキング、あるいは仕分けする場合に、どこにあるのか/どの商品なのか/何個なのか、
これらの情報が、紙に印刷された指示では、いま必要な情報がわかりづらく見づらく間違えやすいものになっています。DX化した場合、指示表現は自由自在です。ディスプレーの大きさも用途によって的確な大きさにでき、いろいろなデバイスで作業者の間違いを防ぐ工夫ができます。B-STORMではDX化の優位性を最大限活かした製品化にこだわっています。
広大な倉庫、たくさんの種類の商品、膨大な量の伝票・・・ピッキング作業に習熟した作業員を育てるには長い時間をかけた教育と仕事配分の工夫が必要です。繁忙期はさらに習熟者以外の作業員が加わるため仕事量をこなすことと品質維持のための確認作業には大変な労力が必要となります。
B-STORMが目指す「検品がいらないピッキング作業」「疲労困ぱいしないピッキング作業」実現のために、ミスを発生させることのできない機器の提供を目指しています。
・人に考えさせない操作体系: 1品だけを表示/音声で指示/光った場所に入れさせる/棚が光る
・間違ったら進めない: 商品間違え/数量不足/伝票間違え
・疲労削減: 最適動線指示(最も少ない歩数で処理)、ハンズフリー
キャンペーンや大々的なセール、季節要因によるキャンペーン施策などで物流量が大きく変動します。
この物流波動の変動に合わせて、人員配置や保管面積などのリソースを最適化することが大変でこの波動対応に対処することが課題となってきます。
人員配置は最大物量の時に合わせた人員を常に配置させるのではなく、人員を多く必要になった時にすぐに応援を呼べる体制づくりを整えることで無駄なコストを抑えるというのが一般的です。
しかし、均一な対応能力と品質確保できる人材をそろえられる保証はありません。そのために無駄なコストが発生することは否めません。
B-STORMが一番こだわった点は「誰がやっても作業時間は均一」にできる機器の開発です。
そのための結論は、「マルチピッキング方式の採用」と「最適経路探索アルゴリズムの開発」です。
マルチピッキング方式とは、複数の伝票を持って一度にピッキングと仕分けをしてしまおう、というものです。
複数の伝票を整理した場合、違う伝票に同じ商品が入っていれば一度にピッキングして、それぞれの伝票に分けてあげればいい、ということで1枚ずつ処理するよりも「行ったり来たり」の回数が大幅に減ることになります。
その違いをシミュレーションした結果が下記のグラフになります。この例題ではマルチピッキングの場合に70%以上距離が短いという結果です。
ピッキング指示はすべてタブレット画面に表示されますので、その通りに倉庫内を動き回ってピッキングすれば、誰が作業しても大きな作業時間の差は発生しないのです。